野田秀樹さんのQ:A NIGHT AT THE KABUKI (歌舞伎之夜)が台北にやって来ました!
4〜5月ごろだったかな。台湾公演があると情報を得ていたのですが、それからチケット購入するのを忘れていました。
そして最近、志尊くんのインスタで台北公演が始まることを見て、そうだった!と急いでチケットを調べました。
案の定、ほぼ満席。
後日知ったのですが、販売から20分で完売したそうです。
ですが、私が見た時はキャンセルがあったのか、追加されたのか、毎回数席まだあったので、週末の席を押さえました。
しかも私が今回買えたのは、1列目の1番端です。
なぜこの席が残っているのだろう、見づらいのかな、と舞台鑑賞経験が少ない私はネットの声なんかも調べつつ、4階の後ろ真ん中などもあったのですが、やはりせっかく1列目が残っているならとこの席にしました。
結果としては、役者さんが間近で感じられて良かったと思います。2回見るなら、真ん中から舞台全体も見てみたいです。
和洋折衷のストーリー
お話は「ロミオとジュリエット」と「平家と源家の争い」がミックスされており、そして後半ではシベリア抑留の場面も含まれています。
歴史の知識が浅い私ですが、「ロミオとジュリエット」の物語は大好き!余談ですが、レオナルド・ディカプリオが主演した映画が好きだったな〜。
シェイクスピアと日本の歴史を織り交ぜて話が進んでいく世界がとても面白かったです。
主軸となるのは、その後の愁里愛(ジュリエット)とその後の瑯壬生(ロミオ)が生きていたら・・若き頃の二人を思い出しながら展開していくお話です。
演出
もう一つ面白いのが現代との融合した演出。
時代は平安時代?昔の設定なのですが、Uberと乳母をかけたり、SNSで誹謗中傷する場面があったり、自撮り棒やビットコインを想像するものが出て来たりと、笑える部分が沢山ありました。
また、驚いたのは舞台の装置。
始まる前から舞台にはベッドのようなものが数個置かれていました。
開演前には全く想像つかなかったものですが、場面によって、それが本当にベッドになったり、バスや船になったりするんです。なるほど!と手を打ちました。
そのベッドには小さいなタイヤがついているので、動かした後、役者さんは自然な感じでタイヤが動かないようにストッパーを踏んでいるんです。時にはベッドの上で立ち上がるので、ベッドが何かの拍子に動いたら大変ですからね。
演技とセリフとそういった舞台の装置も考えながらしてるなんて、すごいな〜と舞台鑑賞素人の感想ですが、思った次第です。
また、布の使い方もとても素敵で、黒子が棒の付いた布を大きく揺らしながら、役者を隠したりするのですが、その間に若きころのロミオとジュリエット、とその後のロミオとジュリエットが入れ替わったりする(語彙力・・)。
美しさと驚きがあり、面白い演出でした。
音楽はQUEENを使用。
映画でもよく、戦いのシーンでクラッシックを使うとか、歴史ものでロックを使うとかありますよね。あえてこのチグハグさが私は好きです。特にQUEENの楽曲の力強さがお芝居との相乗効果を生み出していて、見ていて気持ち良かったです。
豪華キャスト
松たか子さん、上川隆也さん、広瀬すずさん、志尊淳さん、竹中直人さん、野田秀樹さんなど豪華な顔ぶれ。
本当に皆さんの演技に圧倒されました!
皆さんの美しさとかっこよさに、これは1列目で見れて本当に良かったと思います。
ちなみに、舞台の上部に中国語の訳が出ていました。
日本語的な言い方もある中で、どんな風に訳されているんだろうと、目で追っていましたが、(実際はほとんど追いついていませんが)、台湾人の方の反応もよくて、皆んな思い切り笑っていた感じがします。
また、今回私は一人で行ったので、数人の方に写真を撮ってくださいとお願いしました。私の適当な中国語を聞いて、すぐに皆さん、大丈夫ですよ〜って日本語で返してくれるんです。日本の舞台を観に来られているくらいだから、日本語も堪能なの!?と思ったくらいです。さすが、台湾人、語学が優秀な方が多いですね。
だらだら書いてしまいましたが、(まだまだこの興奮を共有したいところですが)この辺までに。
お芝居っていいな〜と改めて思いました!また行きたい!