台中 伝統菓子を手作り体験、おすすめカフェ 研香所

新幹線の台中駅と台鉄の台中駅の真ん中ぐらいに位置する南屯老街
そこにとっても素敵なカフェがあります。

研香所(yán xiāng suǒ イェン シィァン スォ )

リノベーションカフェ

台中で150年以上も続く伝統的なお菓子を販売している「林金生香」
5世代によって引き継がれており、現在はお菓子の店とは別にカフェも手掛けています。

3代目がお店の前でお菓子を焼いている写真。その後ろには赤レンガのアーチが見えますね。このアーチが今なお、カフェのシンボルとして活かされています。
感慨深いなぁ。

当時の一部を残しながら、おしゃれなインテリアと融合しています。

おすすめメニュー

まずは今回私が体験したかったのは、自分で作る「狀元糕」(zhuàng yuán gāo ヂュゥァン ユェン ガオ)
狀元糕とは、糯米粉(白玉粉)を木型に入れて作る伝統的なお菓子です。

こちらでは、3種類の味が作れます。

そしてセットに飲み物も付きますが、私がコーヒーにしようか悩んでいたところ、それなら 麻芛(má wěi マーウェイ) のコーヒーを試してみて!とスタッフの方が勧めてくれました。

麻芛を調べてみると黄麻(コウマ)という植物のようです。コウマはツナソともいい、熱帯から亜熱帯に生える植物。そしてシマツナソというのが、別名 タイワンツナソとかモロヘイヤとも言うそうです。
奥が深そうでちょっと良く分かりませんが、同じ種類のようですね。

麻芛は台中の名産なのだそうです。
それをコーヒーと合わせているお店も珍しいですよね。

狀元糕 手作り体験

手作りといっても、粉からではありません。
すでに固まりになった生地が準備されています。

右から緑豆、麻芛、 胡麻。

まずは手を綺麗に洗いましょう。そしてスタッフの方が作り方を教えてくれますよ。

コツは、くるくる丸めるのではなく、押しつぶす感じ。
これを何度も繰り返します。

最初はぽろぽろ崩れていっていた生地が、そのうちなじんできます。
胡麻は胡麻に含まれている油があるので、他よりは早めに出来上がりました。

生地ができたら、それを2段重ねになっている木型に入れます。
しっかり隙間なく押さえて、上側の木型をひっくり返したら、お店のマークが浮きあがった狀元糕が。わぁ、かわいい。

そして、またそれを裏側からぽとんと優しく外していきます。
繊細な物を落とす、この作業もなんだか面白い。

出来上がりです!

セッティングもおしゃれ

できあがった 狀元糕 を一旦、スタッフの方がキッチンに持っていき、その後ドリンクと一緒にセットして出してくれました。

左側は 麻芛拿鐵。ラテです。
味はラテとそんなに変わらない気がしますが、ふんわりとモロヘイヤの香りが鼻を通ります。

真ん中も 麻芛を使用したゼリー。

そして右側が先ほど作った 狀元糕 。作り立てだからか、どことなくふわっとした食感。素朴な味です。日本でいう落雁みないな感じですね。
白いのはお店からのおまけ。こちらは少し硬くて、ちょっと塩分が入っているような気がしました。

簡単にできるので、お子さんと一緒にするのもいいですね。

研香所
住所: 台中市南屯區萬和路一段94號
電話: 04 2389 9859
営業:11時00分~18時00分
定休:月、火

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